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統合医療による治療

一般の医療機関で受けることができる治療は、新しく、高度であればあるだけ治療効果はあがりますが、その反面、リスクも同時に抱えることになります。
たくさんの費用がかかりますし、投与される薬による副作用も見過ごせません。さらに、合併症を誘発してしまう場合もあります。

これらの問題を解消できるのが代替医療です。「西洋医療が医学のメイン」という考え方は、世界的には崩れつつあり、アメリカではすでに1990年代から代替医療の研究が盛んになり、今や受診する患者数は、代替医療の方が多いともいわれています。

日本では現在、代替医療はほとんどのケースで保険適用ではありません。ですが、保険適用外の西洋医療に比べると、治療方法がシンプルで、高額の機械が必要ない分、費用対効果は高いといえます。
また、治療効果がおだやかで、副作用が小さいので、安全です。
そしてさらに考えを進めた医療が統合医療です。西洋医療と代替医療とを区別せず、双方の良いところを採用しながら、患者の体を健康に導くという、今もっとも注目されている医療スタイルです。

代替医療で不妊を治療する

不妊に適用される代替医療にはいろいろありますが、特に私が注目したものをご紹介します。

分子整合栄養医学

本来わたしたちのDNAレベルで備わっている、それぞれの“健康の設計図”を、必要な栄養を十分に補うことで改善していくという医学です。
治療プロセスは、まず精密な血液検査と尿検査で体内の栄養状態を調べて、不調の原因を突きとめます。そして、一人ひとりに不足している栄養を補うために、専門医の処方により、栄養失調を改善する治療を行います。

普段から食生活に強い関心を持ち、バランスよい食事を心がけている方ほど、「普通の食事で栄養が足らないなんて」と、疑問を感じるかもしれません。
しかし、食材の含有栄養減少などもあり、現代では、普通の食事だけでは、必要な栄養素をすべて十分に摂取することが難しいのです。
実際、何年も治療を続けている難治性の不妊の方には、高い確率で「潜在性鉄欠乏症」が見られ、栄養不足を補うと、改善される方が多いそうです。

既に世界各国では、栄養療法を積極的に医療へ取り入れ、一般の認知度も高いそうです。日本でも注目が集まっており、専門クリニックでは、不妊症をはじめ、低血糖症など、さまざまな体の不調への効果が実証されています。

漢方療法

日本ではおなじみの療法で、一般の婦人科クリニックでも、保険が適用された漢方薬の処方を受けることがありますし、町のドラッグストアで簡単に手に入れることができます。
ただし、一人ひとりの体質を正しく診断し、症状に合った漢方薬を服用しなければ、逆に体調を崩してしまうこともあります。自己判断は禁物で、漢方を正式に学んでいる医師のアドバイスのもと、根気強く長期間服用することが必要です。